昭和生まれのおじさんたちは、少年時代、『ドラクエ(ドラゴンクエスト)』や『ファイナルファンタジー』などのRPGで冒険の醍醐味を知ったものである。今もシリーズが続いていることからも、この2大RPGのものすごさがわかるが、最近、そのアラフォー世代がハマる、とあるRPGがあるという。(フリーライター 武藤弘樹)
ゲーム愛をこじらせたファミコン世代をうならせる現代のゲームとは
現在40歳である筆者くらいの年代のご同輩は、ファミコンの発展とともに成長してきている。そのせいか、今日のゲームの姿を改めて見てみると感慨深いものを感じる人も多いだろう。そんな我々の胸にあるのはゲームへの愛と、「俺たち、ゲームと一緒に育ってきたんだぜ!」という誇りである。
そうした矜持(きょうじ)だけで済むなら話は美しいのだが、「こじらせおじさん」が発生している場合もある。要は「最近のゲームは個性がない」などと、昔を知る人ならではのうんちくや、いちゃもんを心の中に飼っている人たちもいる。実は、筆者もそうである。
それだけ面倒くさい存在である現代のおじさんが好んでやるゲームとは、どんなものなのか。具体例を取り上げるとともに、その理由を分析したい。