ひろゆきが「中途半端な高学歴は一番洗脳されやすい」と語るワケひろゆき氏(撮影:榊智朗)

現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。
20万部を突破したベストセラー1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。
この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。

賢い人が、なぜダマされるのか?

――頭のいい人でも失敗することはありますよね?

ひろゆき氏:失敗は当然ありますよ。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉があるんですが、それは半分ウソだと思います。

 なぜなら、好奇心の高い人は「やってみないとわからない!」と言って聞かないからです。ある海外の大臣が、子どもの頃、「手が濡れた状態で電気を触ったら危険ですよ」と聞いて、「じゃあ、手が乾いていたら電気を触っていいのか」と判断して感電したという話を聞いたことがあります。

 知識として「これはやっちゃダメ」と聞かされても、好奇心が邪魔してどうしてもやっちゃう人はやってしまう。だから、失敗は避けられませんよね。優秀な人は、わりと好奇心が高いからどんどん勉強すると思うんですが、好奇心と失敗は表裏一体ですよ。

 ちなみに僕も、牧場の柵を触って感電したことがあります(笑)。

――好奇心がなくて優秀な人もいますよね?

ひろゆき氏:勉強だけできるようなタイプですよね。昔、オウム真理教に入信した人の多くが高学歴だったことが話題になりましたが、中途半端に勉強ができる人って、それっぽい証拠やデータ、答えを出されると猛烈に信じてしまうんですよ。

 そういう人は、「世の中には絶対的な答えがある」と信じていて、それがエスカレートすると「一部の賢い人がそれを握っている」「他の人は操られている」というような陰謀論に絡め取られてしまいます。

 世の中に答えがあって、自分は賢いと思い込んでしまうと、「人によって異なる」「例外やバラツキがある」というような仮説のような答えを信じることができなくなるんですね。そして、そういう人は自分の失敗を認められない。ここが、好奇心のある人と根本的に異なるところです。

一度「正しい」と思ったものを疑えるか?

ひろゆき氏:答えがある問題において優秀な人は、答えがない問題でも優秀とは限らないんですよね。マークシートは得意でも、自由記述は苦手だったりするタイプです。

 そういう人は、「絶対に100%安全なワクチン」を求めたりもします。あるいは、飛行機が墜落したニュースを見ると「しばらく飛行機に乗るのはやめておこう」と言ったりしますね。

――バイアスに弱い人ですね。

ひろゆき氏:占い師が100人にそれぞれ「あなたは明日、悪いことが起こります」と言った場合、その中で1人だけでも不幸なことがあれば、「あの人はすごい! 占いが当たる!」という噂が出回ります。

「この人は正しい」と一度、思い込んでしまうと、なかなかその人を疑ったり、嫌いになったりできなくなってしまいます。だから、この記事を読んでいる人には、「本当にこの人は正しいのか?」と、誰に対しても思っておくべきです。親や教師、医者、弁護士に対しても。もちろん僕にも(笑)。

 逆に、自信満々に強く言い切れる人は、それだけ信者やファンを増やす点では有利なんですよね。

――人を洗脳しようと思ったら、どうします?

ひろゆき氏:部屋に閉じ込めますね。そして、食事や睡眠の機会を奪って、疲れさせるんです。そうやって精神的に人を弱くすると、判断能力がにぶって周りに流されるようになります。

「吊り橋効果」が有名ですが、緊張状態になると心臓がドキドキして隣にいる人を好きになってしまうのと同じで、身体的な変化に脳はダマされやすいわけです。

「合宿しよう」「会わせたい人がいる」「面白いイベントがある」というような誘いは、多かれ少なかれ、その体験をさせようとする誘導であることが多いです。どうぞお気をつけください。