新型コロナワクチン接種普及の勢いが弱まっている中、変異株の感染拡大を背景に米国では一部の病院が、職員にワクチン接種を義務付け始めている。だが反発も招いている。  米国ではこの数カ月間、十数の病院グループが職員らにワクチン接種の義務付けを発表した。この中には、ワクチン接種完了率が人口の半分に満たないミズーリ、ミシガン両州の大手病院グループも含まれている。ミズーリ州セントルイスを本拠地とするSSMヘルスは、職員に9月1日までに少なくとも1回の接種を受けることを求めており、幹部への期限はそれより早く設定している。