米製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種に関し、規制当局による承認に向けた申請を今後数週間に行う。新たな変異株の存在が浮上する中、感染予防を強化することが狙い。同社はまた、「デルタ株」による感染への予防効果を高めた最新ワクチンについても、8月から臨床試験を始める計画だと明らかにした。ファイザーと独バイオ医薬品ベンチャーのビオンテックは8日、初期研究データでは2度目のワクチン接種から少なくとも半年あけて追加接種を受けた場合、新型コロナの通常株やベータ株に対し、2回接種と比較して抗体が5~10倍増えることが確認されたとし明らかにした。両社はブースター接種により、デルタ株についても同程度の感染予防効果が期待できると述べた。
米ファイザー、ワクチン追加接種で承認申請へ
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