というのも、「やりたいこと」は「憧れ」に近いものであることも多いからです。憧れは理想と同じ。「まだ自分ができないこと」だったりもするので、結局、「できないことをやろうとしてしまう」ということになってしまうのです。

「できないこと」は、「まだ持っていないもの」だったり、頭の中で考えているだけの机上の空論で「実在しないもの」です。当然、自分の武器にはなりません。ですから、仕事として、なかなかカタチになっていかないのです。

「仕事」とは、お客さまの「悩み」や「困った」を解決して差し上げるために、自分の武器(できること)を、お客さまのために役立てていくことです。私の場合は、当時「婚活」という、自分が「できたこと」を仕事にすることで、起業のやり直しを成功させました。けれど、鳴かず飛ばずだった時代は、自分の「できないこと」をやろうとしていたのです。

 その頃の私がやりたかったことは、起業を教えること。今の私がやっているようなことをやりたかったのです。でも、当時の私は起業ではうまくいっていなかったので、それを仕事にすることは、当然のことながらできませんでした。

 そんな過去の私のように、「今、自分が欲していること」や「こうなったらいいな~」と思っていることをやろうとしてしまう方が、案外多いのです。

 ですから、まずは「できること」をカタチにすることを考えていきましょう。そして、その先で、少しずつ芽が出てきたら、そこに「やりたいこと」を混ぜていく。できることがカタチになると、やりたいことも次第にできるようになっていきます。

「やりたいこと」で鳴かず飛ばずだった私が起業をやり直すとき、今度は本当に「できること」を仕事にしました。42歳で始めた婚活を半年で卒業して結婚したので、「40代ならではの婚活」を教えていったのです。