どんな時代でも生き残れる不動産投資家になるための極意とは何か? 不動産投資で利益をあげ続けるためには、基本となる知識やノウハウを学ぶ必要があります。ハーバード大学デザイン大学院で最先端の知識を学び、それに自身の体験から得たノウハウをミックスして体系化した『ハーバード式不動産投資術』(上田真路著、ダイヤモンド社)が発売されました。本連載では、世界のどこでも通用する、遍的で再現性のあるナレッジである不動産投資術について、同書の中から抜粋してそのエッセンスをわかりやすくお届けします。良い不動産をデザインするとは、どういうことか? 驚異のリターンを実現するファイナンスの極意とは? 不動産投資のリスクをどうコントロールしたらいいのか? などについて、実際の事例(ケース・スタディ)を踏まえてそのメカニズムを解き明かしていきます。不動産投資を始めたいと思っている人、すでに始めている人、さらに上を目指したい人必読です。好評連載のバックナンバーはこちらからどうぞ。
ハーバード式不動産ファイナンスで使われているプロ・フォルマ
このように複利の利率が上がれば、指数関数的にリターンが上がるということがわかると思う。
そして、この複利を5年間の期間の間に実現してくれる投資の始まりと終わりの映画を「5年間での資産運用成績/内部収益率(IRR)120%」という。
IRRを算出するにはエクセルやGoogleスプレッドシートなどが、最終的に必要になるが概念さえ掴んでしまえば、それほど難しいものではない。
そして、数字に拒否反応がある方やエクセルに不慣れな方も安心してほしい。
今回、必要なプロ・フォルマを描いたエクセルはすべて公開し、ダウンロード可能とする。ご自身で組み上げる必要はない。どんどん活用してもらって構わない。
ダウンロード教材共通 https://www.kurofune-dh.com/contact
ちなみに投資期間3年のIRRが100%超えという成績は非常に優秀な、世界でもトップクラスの不動産ファンドマネジャーが10件に1件叩き出す数字であることを参考にしてもらいたい。
では、実際にハーバード式不動産ファイナンスで使われているプロ・フォルマを見てみよう。
エクセルで組まれたプロ・フォルマの全体像に圧倒されてしまうかもしれないが、注釈でプロ・フォルマの各エリアが何を示しているか簡単に示しておく。今の時点ではざっくりとイメージを掴んでもらうだけで十分だ。