米半導体大手インテルがファウンドリー(半導体受託製造)大手の米グローバルファウンドリーズの買収を検討していると事情に詳しい関係者らが明らかにした。実現すればインテルにとって過去最大の買収となり、同社の半導体増産計画が大きく前進する。関係者らによれば、合意はグローバルファウンドリーズの評価額を約300億ドル(3兆3000億円)とする内容になる見込み。合意がまとまらず、グローバルファウンドリーズが計画に沿って新規株式公開(IPO)を実施する可能性もある。グローバルファウンドリーズは、米に拠点を置くアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ政府系ファンドであるムバダラ・インベストメントが所有している。グローバルファウンドリーズの広報担当者は同社がインテルと協議を行っていないとしているため、交渉に同社は加わっていないものとみられる。