イラクと米国の政府高官は、イラク駐留の米戦闘部隊について、年内撤収で合意の声明を発表する予定だ。両国の政府関係者の話から明らかになった。ただ、過激派組織「イスラム国(IS)」と戦うイラク軍を支援するために、撤収後も米軍の存在が必要であることも確認するとみられる。イラクのフアード・フセイン外相はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し「われわれはこれ以上の戦闘員を必要としていない」とした上で、「われわれには何が必要か。情報分野での協力だ。訓練での支援が必要だ。空域支援のための部隊が必要だ」と述べた。イラクのムスタファ・カディミ首相は26日に米首都ワシントンを訪れジョー・バイデン大統領と会談する予定で、これに合わせ声明が発表されるとみられる。
米国の駐イラク戦闘部隊、年内撤収で両国合意へ
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