【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ #9Photo:Narumon Bowonkitwanchai/gettyimages

ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#9では、電子部品・半導体業界の予測年収を独自に推計し、全62社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

3年後に年収が高い企業は?
電子部品・半導体企業のランキング

 生成AIブームによって、乗りに乗っているのが半導体業界だ。データセンター向けの半導体需要が高まっており、半導体製造装置メーカーなどの業績が直近で上向いている。

 東京エレクトロンは2026年第3四半期決算で、通期の営業利益見通しを5930億円と従来から70億円引き上げた。アドバンテストは26年3月期の営業利益が4540億円と、前期比で約2倍になる見通しだ。業績変動の激しい業界ではあるが、AI需要の増加を背景に、今後も半導体分野の力強い成長が期待されている。

 また、電子部品でもAIサーバー向け部品などの需要が高まっており、堅調な業績の企業が多い。

 そんな電子部品・半導体業界の3年後の年収はどうなるのだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。

 具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。

 今回、半導体製造装置などを主体とする半導体業界と、電子部品メーカーなど合わせて62社のランキングを作成した。

 もともと、半導体製造装置は日本企業の競争力が高い分野で、年収水準も高い。東京エレクトロンなど、平均年収が1000万円を超える企業も少なくない“高給業界”の一つだ。

 試算の結果、2000万円の大台を超える企業がトップとなった。一方で平均年収が1000万円を超えていた企業のうち、2社が「1000万円割れ」という結果にも。

 東京エレクトロン、SCREENホールディングス、アドバンテスト、レーザーテック、ディスコ、ローツェ、イビデン、東京精密、芝浦メカトロニクス、アルバック、村田製作所、TDK、太陽誘電、アルプスアルパイン、ニチコン、三井ハイテック、日東電工、オムロン、エスケーエレクトロニクス、マブチモーター、浜松ホトニクス、ホシデン、キーエンス……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。