神話で描かれた瀬戸内の海を望む
牛窓神社(岡山県瀬戸内市)
「日本のエーゲ海」と称される風光明媚な浜辺から、丘に向かって長い参道が延びています。神門を通り、深い森へ上っていくと、神聖な空気に浄化されることを実感できます。紅葉や紫陽花に囲まれた社殿にお祀りされているのは神功皇后。巫女であり、皇軍も率いた古代のヒロインに、女子力アップをお願いする参拝者も多いそうです。
そんな牛窓神社の御朱印はダイナミックな書体が特徴で、見開きで浄書していただくこともできます。神社の御朱印としては珍しく、御祭神の御名が大きく入るのもうれしいですね。森と海のパワーに満ちた境内で「五つの気」をたっぷりとチャージし、ポジティブに明日へ向かってもらいたいという神職からのメッセージが伝わってくるかのようです!
参道沿いにある蕪崎園地の展望台からは、紺碧の海と牛窓神話に登場する島々が一望できます。『備前国風土記』では神功皇后の乗った船を大きな牛が覆そうとしましたが、住吉明神が現れて投げ倒したと伝えられています。その逸話の「牛転び」が「牛窓」の地名に転じたそうです。
牛窓神話をモチーフにした御朱印帳も参拝記念にゲットしたい一品です。弓矢を持って見守る神功皇后は伝承に基づいて男装のお姿。裏表紙には祭神の活躍で平和を取り戻した瀬戸内海の風景が描かれています。神話と絶景のコントラストが楽しい御朱印帳は、これから御朱印を始めてみようかなと思っている人にもおすすめです。
・住所:岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓2147
・アクセス(または最寄駅):両備バス「オリーブ園入口」から徒歩20分
・参拝時間:自由 ※夜間は参拝不可
・御朱印授与時間:9:00~17:00
・URL:https://ja-jp.facebook.com/ushimadojinja/