20社の中身を見てみるとトヨタ自動車のほか、あいおいニッセイ同和損保(トヨタグループと親密)、Global Oryx Limited(トヨタのサウジアラビアでのパートナー、アブドゥル・ラティフ・ジャミール創業一族のファミリー・オフィス)、SPARXグループ(未来創生ファンドをトヨタと運営する仲)、トヨタAIベンチャーズ…など、4社からトヨタ自動車の影がちらほら。
そのほかパッと見、日本っぽい会社では東レがカーボンファイバーのサプライヤーとして、Joby AviationのeVTOLの開発に参画している。
電気自動車の普及よりも空飛ぶタクシーの本格運用開始のほうが、よほどパラダイムシフトだと思えてならない。また、そのようなプロジェクトに陸上移動手段を得意とするはずのトヨタ自動車が参画していることに、「モビリティ」に対する強い探求心(もちろん、利益追求の側面もあろうが)を感じさせてくれる。
2024年が待ち遠しい。
文=古賀貴司 写真=Joby Aviation 編集=iconic