6日の米株式市場でダウ工業株30種平均とS&P500種指数は続伸し、いずれも終値で過去最高値を更新した。7月の米雇用統計が市場予想を上回る内容となり、景気回復が続いていることが示された。一方で、順調な景気回復を受けて連邦準備制度理事会(FRB)が政策変更時期の前倒しを迫られるのではとの見方も浮上した。ダウ平均の終値は前日比144.26ドル(0.41%)高の3万5208.51ドル。S&P500種は7.42ポイント(0.17%)高の4436.52で取引を終えた。一方、ナスダック総合指数は59.36ポイント(0.40%)安の1万4835.76だった。米労働省が発表した7月の雇用統計では非農業部門就業者数の伸びが約1年ぶりの大きさとなり、失業率は前月から大幅に低下した。