詐欺グループは被害者の不安を巧みにあおり、弱みにつけ込むのが特徴だ。“自分は絶対にだまされない”と思っていても、ひとたび詐欺電話を受けるとパニックに陥り、往々にして冷静な判断を下せなくなるもの。被害を防ぐためには、着信の時点で詐欺電話だと見抜くことが大切だ。

「詐欺電話の20~25%はインターネット回線を使ったIP電話によるものです。IP電話は「+」の記号から番号が始まっていたり、桁数が以上に多かったり、少なかったりするのが特徴。このような番号から着信があった場合は応答を避けてください」

 とはいえ、詐欺電話のおよそ8割は市外局番や、一般的な11桁の携帯番号からかかってくる。通話に応じてしまった場合の対処法も心得ておきたいところ。

「とある日本のTV番組が検証したところ、電話機を耳に当てて通話するよりも、スピーカーにして話した方が気持ちを平静に保てるので、詐欺に引っ掛かりにくいという結果が出ました。もし見知らぬ番号から電話がかかってきた場合は、スピーカーモードに切り替えて通話をするといいでしょう。また、危険性の高いキーワードを念頭に置いておくのも大切です。『カード類を預かる』『キャッシュカード』『暗証番号』『振り込み』、通話中にこれらのワードが出た場合は、詐欺電話だと判断すべきです。直ちに電話を切って、警察や消費者庁に通報してください」