自分の情報が漏れることはない?
アプリが勝手に何か悪さをするというと、自分のプロフィール情報などが漏れることを心配する人も多いだろう。
Twitterの場合は、鍵付きアカウントでもない限りは、プロフィール情報に名前や所属組織などの情報はそれほど入っていないので、そこまで心配しなくてもよいだろう。
しかし、Facebookの場合、あなたの本名や誕生日、最終学歴、所属組織などさまざまな情報が入っている。下手にプロフィールを渡してしまうと、これらの情報を外部アプリにのぞかれ、悪用される可能性もある。そういう意味で、Facebookではさらに注意して、外部アプリに権限を与えるべきだろう。
診断系アプリにそこまで権限は必要なのか?
SNSでは頻繁に、「診断系」と呼ばれるアプリが流行している。
TwitterやFacebookのタイムラインに流れる投稿に交じって「あなたのあだ名は?」とは「あなたのフォロー・フォロワーが家族だったら?」とか、「#あなたの死因は?」という冗談のような投稿が流れてくる、あれのことだ。Twitterでは診断系アプリに関するキーワードが、トレンド入りしていることも多い。
しかし、その程度のことをするのに、果たして先に挙げたような権限は必要なのだろうか。
たとえば、「あなたのフォロー・フォロワーが家族だったら?」といった診断であれば、あなたの書き込みをサービス利用開始からさかのぼって、誰とよく相互にメンションをしているか、どんな内容を書き込んでいるかといった内容を効率よく調べる必要があるだろうから、SNSの権限が欲しいというのも分かる。
だが、ツイートや投稿の内容やプロフィールなどまったく関係なく、「#あなたの将来の死因は?」といった予想を面白おかしく立てるために、あなたのツイートや投稿に関する権限やプロフィールアカウント設定までの権限は必要だろうか?