資産運用をアドバイスする金融コンサルティング会社の社長本人が保有する投資信託と運用実績を全て公開。特集『資産1億円 本気で目指すFIRE』(全17回)の#3では、長い時間をかけて資産1億円を目指す堅実派の運用方法を伝授する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
投信に毎月10万円
30年で資産1億円を目指す
独立系金融アドバイザー(IFA)として資産運用のサポートを行うバリューアドバイザーズの五十嵐修平社長は、30年間で資産1億円を築くことを目指した資産運用を約3年前から始めた。
運用は投資信託によるもの。投信は多数の投資家から集めた資金を、国内外の株式や債券など複数を組み合わせて運用する商品である。
一つの商品において分散投資がなされるため、個別株投資に比べてローリスクとされ、堅実派の運用方法として選ばれやすい。その分、運用利回りが低くなりやすく、資産1億円を築くのは難しいともいわれる。
こうした見方に対し「米国では若いときから投信で毎月積み立て、資産1億円を築いて早期リタイアした人はいます。全然不可能でないと思う」と五十嵐社長は反論。自ら毎月10万円を積み立て、年利回り6%で30年間かけて資産1億円を達成する資産運用に乗り出している。
では、その運用はどんなラインアップなのか。現在までの各投信およびトータルの運用実績はどうなっているのか。