脱炭素でも注目の「大豆ミート」の健康リスクとは写真はイメージです Photo:PIXTA

脱炭素化に向けて
政府が大豆ミートを推奨

 2020年10月、菅義偉首相が、臨時国会の所信表明演説で「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言したことで、大豆ミート(大豆肉)が脚光を浴びるようになった。

 環境省は、今年の8月30日「持続可能で健康な食生活」をテーマにし、食品メーカーなどの事業者とオンラインによる意見交換会を開催した。その場で、環境省側は「肉類に比べ温室効果ガスの排出量が少ないとされる大豆でできた代替肉を取り入れること」を奨励している。

 小泉進次郎環境相も「今すぐ始められる脱炭素の行動が食だ。旬のものやビーガン(完全菜食主義者)向け食品などにポイントを付ける」と脱肉類の政策を推進することを強調した。