ニューノーマルの時代にはこれまでの勝ちパターンは通用しない。変革期に必要な新しい思考回路が求められている。それがアーキテクト思考だ。アーキテクト思考とは「新しい世界をゼロベースで構想できる力」のこと。『具体⇔抽象トレーニング』著者の細谷功氏と、経営共創基盤(IGPI)共同経営者の坂田幸樹氏の2人が書き下ろした『構想力が劇的に高まる アーキテクト思考 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』が、9月29日にダイヤモンド社から発売された。混迷の時代を生きるために必要な新しいビジネスの思考力とは何か。それをどう磨き、どう身に付けたらいいのか。本連載では、同書の発刊を記念してそのエッセンスをお届けする。好評のバックナンバーはこちらからどうぞ。
資格マニアに将来はない、インプットで工夫する
第6回ではいただいた質問に回答する形で、モノづくりからコトづくりへと変遷していく中で、コンテンツ提供者とプラットフォーム提供者の相対的な付加価値が上がり、デジタル化によって誰でもできるようになった動画編集などの制作の付加価値が低下しているスマイルカーブ現象について解説しました。
今回は、これを身近なビジネス事例に当てはめて考えてみましょう。