読み手が気持ちよくなる13文字とは?
熱心な質問をしてきたのは、佐賀県にある株式会社エリカ健康道場の北島社長。
同社は、ファスティングの酵素ドリンク「優光泉」を扱う創業33年目の会社で、全国の顧客に向けてEC通販を行っている。ここ最近、年商は10億円を超えるまでに急成長した。
それもひとえにA/Bテストを愚直に繰り返してきたからでもある。
ただ、業績好調の中とはいえ、北島社長は焦り始めていた。
酵素ドリンクのリピーターが少しずつ減り始めていたからだ。
気になって、顧客の声を拾うと、ここ数年異口同音の声が集まっていた。
「ビンの酵素ドリンクだと、重くて持ち運びができない。オフィス勤務や旅行が続くと、ファスティングを断念せざるを得ないので定期購入をやめたい」
ファスティングは長く続けてこそ、体重減などの効果が期待できる。
自社の自慢商品が、ファスティングを続ける足かせにもなるのか、と愕然としたそうだ。
そこで3年ほど前から、社運を賭け、ポケットにも入り持ち運びしやすい「ペースト」タイプの酵素を開発してきた。
苦節3年、完成度の高い商品が完成した。
困ったのがキャッチコピーである。
過去にため続けたA/Bテストの結果は、あくまで過去の遺産。
新商品には、使えない。
だからこそ、筆者に切実な相談依頼があったのである。
では、筆者はどんなアドバイスを送ったのか?