約3年の月日をかけて、伝説の名著3部作・計4冊2000ページ超が1冊に凝縮された『最強のコピーライティングバイブル〜伝説の名著3部作が1冊に凝縮! 国内成功100事例付き〜』は高額書籍ながら発売以来7刷のロングセラーとなっている。鉄板の法則を「骨」とし、国内成功24業種100事例で解説した本書は、書店でもコピーライティングの定番書となってきた。なぜこの本は売れ続けているのか?
コロナ禍で「DX」や「D2C」に注目が集まる中、ますますコピーライティングの重要性が高まっている。一都三県に緊急事態宣言が出された今、著者の横田氏が緊急寄稿した(2021年1月18日、横田伊佐男氏の新春セミナー案内はこちら)。

在宅勤務Photo: Adobe Stock

コロナで高まるオンライン会議は72倍

 2021年1月7日、1都3県に向けて2回目の緊急事態宣言が出された。

 目的は「コロナ感染拡大防止」だが、政府としてもこの決断は常に重いものだ。

 なぜなら、「経済活性化」と「感染拡大防止」はトレードオフの関係だからである。

 「感染拡大防止」か「経済活性化」か?

 どちらか1つではなく、なんとか両立できないだろうか。

 そこで、両立を願う我々にはこんな課題が突きつけられる。

 「自宅から外出せずに稼ぐにはどうすればいいか?」

 その意外な答えは、コピーライティングスキルにある。

 というのも、ステイホーム中は、いやがおうにも、オンラインに頼らざるをえない。

 いったい、オンラインへの依存度はどれくらい増えたのだろうか。

ここに、第1回目の緊急事態宣言が出された時期の興味深いデータがある。

 2020年2月~5月の3ヵ月間を前年同時期と比較すると、オンライン会議は72倍に増えたという。(出典:2020年7月27日開催、KDDI株式会社代表取締役社長高橋誠氏講演「Tomorrow,Together~5G時代✕ニューノーマルで変わるエンゲージメントのカタチ~」における、KDDI内における通信トラフィック実績 2/14-5/14)

 稼ぐという意味では、オンライン商談が頻出したことが容易に想像できる。

 しかしながら、「稼ぐ」ことにおいて、オンライン商談の効果は限定的である。

 なぜなら、セールスする対象はどうしても少数になるからだ。

一方で、コピーライティングスキルの効果は、SNSを使いこなすことによって無限に広げることができる(図表1参照)。

表

 少数のキーマンに対してのみしか展開できない「オンライン商談」に対して、「コピーライティング」の対象者は天井知らずだ。

 そのスキルを身につけたコピーライターという職業はかつてはごく少数の人にしか関係しないものであった。

 ところが、テレビ広告費をインターネット広告費が上回ったことで、そのスキルは誰もが身につけるべきスキルに昇華した。

インターネット広告だけでなく、SNSで誰もが発信できるようになったからだ。