定年まで働くなんて無理……ならば、生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資をスタートした『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! 現在も資産を増やしている。忙しいサラリーマンでも真似できる「100の実践ノウハウ」を徹底伝授する。

【弐億貯男の株式投資】<br />株式投資に向いている人<br />向いていない人Photo: Adobe Stock

ビジネス誌の取材を受けて考えてみた

これからの不透明な時代の荒波を乗り越えるため、資産運用は必要不可欠であり、その有力な選択肢として株式投資があります。

あるビジネス誌の取材で、私は「株式投資に向いているタイプ、向いていないタイプがあるのでしょうか?」という質問を受け、あらためて株式投資に向き・不向きがあるのかを考えてみました。

結論から先にいうと、株式投資に興味がある人、株式投資が好きな人は全員、株式投資に向いていると思います。

私もその一人です。株式投資を始めて、すぐに購入したサイゼリヤ(7581)の株価が急落し、大きな含み損となったのに、そこで嫌気が差して株式市場から撤退しなかったのは、株式投資の面白さに目覚めて好きになっていたからです。

最初の頃は、小さな損失でもクヨクヨしたり、株価のちょっとした上下動にハラハラして仕事が手につかなくなったりするもの。

こういう人が株式投資に向いていないかというと、そういうことはありません。

それは単に初心者なら誰もが通る道だからです。私自身もそうでした。

株式市場から撤退せず、中長期投資を心がけていると経験値が高まり、クヨクヨしたり、ハラハラしたりといった心理的な動揺も抑えられるようになります。

そうなれば、相場と自然体で向き合えるようになり、中長期投資で利益が出せるようになるでしょう。

成功体験を重ねるうちに自信が芽生えるようになって、株式市場への興味と関心は、より高まるに違いありません。

株式投資に向いていない人がいるとしたら、それは株式投資に興味がなく、投資自体に無関心なタイプ。

興味も関心もない人が証券口座を開いても、株式投資は長続きしないでしょう。

実をいうと、私の妻はこのタイプ。

株式投資に無関心な人は、投資信託の積み立てをするのが良いかもしれません。