岸田文雄首相が総選挙後に策定する経済対策の原案を独自に入手した。その中身を全5回にわたって詳報する。第1〜3弾では「新しい資本主義」「デジタル田園都市国家構想」「経済安全保障」の原案を紹介した。第4弾で紹介するのは、「新型コロナウイルス対策」の原案だ。(イトモス研究所所長 小倉健一)
独自入手した岸田内閣の経済対策原案で
「コロナ対策」の詳細が判明
岸田文雄首相が総選挙後に策定する経済対策の原案を独自に入手した。
菅義偉前首相の経済対策を「細切れ・小出し」と批判した岸田氏は、9月の自民党総裁選で数十兆円規模の経済対策を公約。新型コロナウイルス対策については「健康危機管理庁の創設」「医療難民ゼロ」などを掲げ、前首相との違いを打ち出した。
岸田内閣の「経済対策の原案」に関する詳報第4弾で紹介するのは、その「新型コロナウイルス対策」の原案だ。海外と比較すれば評価が高かった菅政権のコロナ対策を批判し続けた岸田氏は、どんな対策を打つつもりなのか。果たして、国民の「納得感」は得られるのか。