「ちっともお金が貯まらない」「ちゃんとしたいのに何もしていない」と悩んでいる人は、じつは「お金と向き合う重要性をわかっている人」だと言います。こう語るのは話題の新刊書『そのままやるだけ!お金超入門』を書いたマネーコンサルタントの頼藤太希さん。「忙しくて忘れてしまう」「しくみを勉強しても何をやればいいのかわからないので、やらずじまい」なだけだというのです。そんなマネー初心者のために、「そのままやればいい」頼藤さんのアドバイスをお贈りします。(マンガ:きたがわかよこ)

貯金が貯まるPhoto: Adobe Stock

貯金ができる人、できない人の違い

 お金が貯められない人には、努力家が多くいます。「がんばってお金を貯める」「貯める気持ちを忘れないようにする」「気合でお金を使わない」…。お金を貯めたいという気持ちはもちろん伝わります。

 しかし、残念ながらこれではお金は貯まりません。人間は意志の弱い生き物ですから、いくら貯めようと思っていても、ちょっと出費がかさむ月があると「今月は例外だからしょうがない」「来月巻き返せばいいや(といって巻き返さない)」などと言い訳をしてしまうものなのです。これでは、お金は貯められません。

 お金を貯めるのに必要なのは、人並外れた努力ではなく、お金の「貯まる仕組み」です。貯まる仕組みを作って、それにしたがって淡々と取り組めば、無理なくお金を貯めることができます。お金の貯まる人は、お金を貯める仕組みを複数用意し、活用しています。今回は、その基本テクを紹介します。

貯金がザクザク貯まる

 お金の貯まる人は、お金が確実に貯められる仕組みを利用してお金を貯めます。また、少しでも有利になるところにお金を置き、そのメリットを余すことなく生かします。

 お金の貯まらない人がするべきことは、お金の貯まる人のそうした仕組みをマネし、取り入れることです。たとえ少額でも、本章で紹介する「貯まる仕組み」を活用し、貯金デビューしましょう。そうすれば、貯金しない人との差は確実に開いていきます。

「貯金が長続きしない」とお悩みの方は、貯金のルールを作ったり、アプリを活用したりするのがおすすめです。楽しみながらお金が貯められます。