<7616>コロワイド【黒字浮上・経済再開・底入れ】
次は、牛角、カッパ・クリエイト、アトム、大戸屋など居酒屋・洋食・寿司・和食チェーン等を全国展開する企業です。コロナの感染拡大で大きなダメージを受けました。
営業利益が20年3月期は通期で46億円の赤字、21年3月期は通期で131億円の赤字に転落しました。通期で2期連続赤字となりましたが、下表を見ると足元では四半期ベースでは黒字浮上しています。
8月6日の22年3月期第1四半期で営業利益が16億円の黒字浮上。そして、11月10日に発表された22年3月期第2四半期の営業利益は23.8億円の(1Q+2Q累計39.9億円)の黒字となり、6期ぶりの最高益更新となっています。
コロナ対応として、損益分岐点を引き下げる取り組みや助成金などを活用し黒字に復帰しています。底入れ感が強い一方で、株価の出遅れ感の強い企業として注目です。
営業利益・経常利益ともに2四半期連続で黒字浮上となり、通期でも黒字見通しであることから立ち上がりが期待されます。
人材マネジメントは究極のDXのカタチであり、エンゲージメント領域には特に可能性を感じています。従業員の最適配置や人材育成等を通じた生産性の向上を実現は、労働力人口の減少が進む日本において急務です。
個性や才能、個人の経験など一人ひとりが持っている「個の力」を正しく把握し、活用出来れば、より良い時代になっていくと思います。そして、今回も取り上げた、飲食業界の出遅れ銘柄は経済再開とともに、立ち上がりが期待できる分野です。
経済アナリスト、認定テクニカルアナリスト
フィスコ金融・経済シナリオ分析会議 研究員
日本クラウドキャピタル マーケティング・未上場マーケットアナリスト
フジテレビ系列LiveNews αレギュラーコメンテーター
滋賀県出身。同志社大学法学部卒業、京都大学大学院公共政策大学院卒業、公共政策修士。2013年関西の某医療法人に入社後、資産運用トレーダー業務を始める。独力で財務・経営分析力を磨いた結果、資産を3倍にする。2015年独立系金融情報配信会社FISCOのアナリスに転身。上場企業の経営者を中心にインタビューし、個別銘柄分析や日本・韓国・米国経済等の市況分析に従事。入社当時、アナリストだった上司より「堅実な銘柄選定法」として「黒字転換2倍株」のノウハウを受け継ぐ。2017年からは日本クラウドキャピタルにも籍を置き、日本初の未上場マーケットアナリスト兼マーケティング担当として活動。雑誌・Webなど連載多数。「PRESIDENT」本誌にも多数記事を掲載。「プレジデントオンライン」の執筆記事は、2020年の半年間で累計6000万PVを超え、「日本一バズるアナリスト」ともいわれる。2020年11月ラジオ日経にて「馬渕磨理子の5分で教えて!ベンチャー社長」がスタート。初の著書『5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術』をダイヤモンド社から2021年6月16日に上梓。