ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は16日、ジョー・バイデン大統領と中国の習近平国家主席が軍縮協議の実施に向けた検討を行うことで合意したと明らかにした。両首脳は前日にオンライン形式で会談し、地域の安全保障や経済分野で対立を避ける必要があると強調していた。サリバン氏は「戦略的な安定性に関する協議を前進させるため、検討を始めることで両首脳は合意した」と発言した。また、協議に関しては確定したものではないとし、「ここから前進するために最も生産的な方法は何かを考えることがわれわれの義務だ」と続けた。16日夜の首脳会談は3時間以上にわたり続いたが、核兵器に関する協議が実現すれば数少ない具体的成果の一つとなる。