自走サイクル」の4ステップ

「自走サイクル」は、次の4つで構成されています。

『若手育成の教科書』著者の曽山哲人氏による若手が勝手に育つ「自走サイクル」若手が勝手に育つ「自走サイクル」とは? 書籍『若手育成の教科書』33pより転載

1.抜擢:期待をかけられることで、「自走スイッチ」がONになる
2.決断:覚悟を決める。意思決定によって、自らの「決断経験」を増やしていく
3.失敗:成長において欠かせないもの。必要不可欠なプロセスと理解する
4.学習:失敗を次の経験に活かすための内省。次のステージのための準備をする

この4ステップが一つのサイクルとなっています。

そして、このサイクルを回せば回すほど、「経験」が「経験値」として昇華され、本人の中に蓄積され、早く確実に成長していくというわけです。

それぞれの要素については後で説明しますが、ここで押さえておきたいのは、「自走サイクル」という一連の流れであるということと、このサイクルを回していくことが重要だということ。

このサイクルをいかに速く、かつ、何回も回していけるかで、人の成長スピードは変わっていきます