20年以上トップモデルとして活躍する冨永愛。冨永愛にとって食べることは美しく生きる知恵。美を叶える食事術を綴った書籍『冨永愛 美をつくる食事』では、自身の経験に基づいた、美肌や太りにくい体をつくる食べ方のルールや美の哲学を、たっぷり学ぶことができる。
綺麗を手に入れたいすべての人へ、様々な気づきを与えてくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。(初出:2021年12月1日)
数ヵ月前までランチは生野菜サラダがメインだった。しかし、そればかりだと体も冷えるし、胃に負担がかかる気がして、生野菜サラダはたまに食べる程度に変えた。
今は「酵素玄米」が主役。
酵素玄米とは、玄米に小豆を入れて炊き、四日ほど保温、熟成させたもの。「寝かせ玄米」とも呼ばれている。
私は小豆の代わりに、前川金時豆(北海道産在来種の豆)を使用。
酵素玄米をメインにしてから、肌のうるおいがアップしたように思う。
美に役立つ栄養価が豊富
低GI食品(食品に含まれる糖質の度合いを示す数値)であるうえに、完全栄養食でもある酵素玄米には、代謝を高めるビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。
炊きあがりはモチモチしていて、食感はお赤飯のよう。保温日数が長くなると熟成が進み、甘みと旨みが増す。
専用釜で70度くらいの適温で熟成させて(ふつうの炊飯器でも可)、一日一回かき混ぜるだけ。四日目あたりで食べごろになる。
玄米で消化不良をおこしやすい人も、熟成させることで消化しやすくなっているので、安心して食べることができる。
私は酵素玄米用の専用窯を愛用。ふつうの炊飯器に比べてやや高価だが、ボタンひとつで美味しく炊きあがり、長時間保温熟成もできて重宝している。
仕事の日は「酵素玄米おにぎり」2個を持参
酵素玄米を食べる量は、しゃもじ1杯強くらい。
仕事の日は、お弁当に詰めたり、酵素玄米のおにぎりを2個にぎって持参する。
ある日のお弁当はこんな感じ。
わっぱのお弁当箱に、酵素玄米を敷き詰め、ごま塩を振って、塩麹の炒り卵、自家製柚子ポン酢で和えた青菜、母が漬けた梅干しを乗せて、できあがり。栄養豊富で、体にもやさしい。
家にいるときは基本的に、酵素玄米に焼き海苔を小さくちぎってのせて、塩麹納豆や、梅干し、ぬか漬けなどで、かんたんにすませる。
具だくさんの汁物と、酵素玄米という組み合わせもいい。
今は、酵素玄米ランチがベスト。
(本原稿は、冨永愛著『冨永愛 美をつくる食事』からの抜粋です)