多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は600ページ超えの超大作で、まさに“鈍器本”だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。

【9割の人が知らない】デキるビジネスマンが呼吸するように使うキーワード「イシュー」の本質Photo: Adobe Stock
〈結論〉
・イシューはめちゃくちゃ重要。「結論」より先に、入念に考えるべき
・イシューをミスると、「思考のピラミッド」すべてが台なしになる
・目の前のトラブルにとらわれた、視野の狭いイシューになりがちなので注意
・とはいえ、スケールが大きければいいわけではない
・明日からの行動につながるイシューが、ちょうどいいイシュー

マモル:サラタメさん、本書P94で教えてもらった「思考のピラミッド」のおかげで、けっこう頭の中がスッキリしてきたんですが、次は上司から「でも、そもそも“イシュー”が違うんだよなぁ」とか言われてしまって……。あのドヤ顔が許せないんですが、どうすればいいですか!?

【9割の人が知らない】デキるビジネスマンが呼吸するように使うキーワード「イシュー」の本質思考のピラミッド

サラタメ:ドヤ顔はイラッとするかもですが(笑)、それはなかなかナイスな上司です。実は、その「イシュー」ってヤツはめちゃくちゃ大事でして、そこを間違えると、「思考のピラミッド」全体が台なしになっちゃうんです。

マモル:え、「イシュー」ってそんな大事なんですか! 初めて聞きましたけど、どういう意味ですか?

サラタメ:ザックリいうと「テーマとなる問い」です。「思考のピラミッド」をつくるとき、まず最初に「結論(答え)」を出したと思うんですが、その答えとセットになる問いがイシューなんです。

マモル:テーマとなる問い……。なにやら難しそうですね。

サラタメ:いえいえ、全然簡単ですよ! たとえば、以前のお店選びの事例でいうと、下の図の頂点のことです!

【9割の人が知らない】デキるビジネスマンが呼吸するように使うキーワード「イシュー」の本質イシューとは「テーマとなる問い」

マモル:これがイシューですか。え、でもこんなのわざわざ考える必要なくないですか!?

サラタメ:たしかにこれは事例が簡単すぎて、イシューを考えるまでもないですね(笑)。でもたとえば、マモルさんがレストランで働いていて、こんな指示を店長から受けたらどうしますか?