正解は、様子見、または買い増し
13週・26週移動平均線ともに、ゆるやかな上昇が継続。トレンドに逆らうべきではありません。
そのまま保有継続か、買い増しとしましょう。
ここで売るべきでありません。
初心者ほどやってしまいがちなこと
ちょっと上がると、すぐに売ってしまうのが、個人投資家や初心者の悪いクセです。
逆に、下がって買い値を下回ると、塩漬け(売らないで長期保有)にしてしまうのも、初心者の悪いクセです。
株価と移動平均線の変化の違い
参考までに、ソフトバンクグループの2018年~19年の株価変動を見てください。
株価は、短期的な材料で乱高下していますが、長期的な企業価値変化をあらわす26週移動平均線はゆっくり動き、株価ほど激しくは変動していません。
株価は短期的な材料に反応して動きますが、往々にして「過剰反応」します。
好材料が出ると「上げ過ぎ」、悪材料が出ると「下げ過ぎ」ます。
これに対し、移動平均線はゆるやかに動きます。急上昇、急降下する株価よりも、変動が小さくなります。
(本稿は、『株トレ——世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)