30年間で1億円をつくるポートフォリオ

 基本方針がわかったところで、具体的に何に投資をすればいいか考えましょう。まず、ざっくりと概要です。

 ・毎月(もしくは毎年)、投資信託(もしくはETF)を積立投資する。

 ・何に投資するかは……
   投資資金のうち半分を、安全性の高い国内債券にあてる。
   残りの半分は、国内株式と海外株式とに分ける。
   海外株式の中身は、先進国と新興国で半分ずつにする。

 これがメインの考え方です。商品例は以下のようになります。

♦投資信託を使う場合♦

半分は手堅く運用。それでも年3%を目指す<br />おすすめ投資信託とETFはこれだ!『夫婦で貯める1億円!』より。
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 上の図は、『夫婦で貯める1億円!』からの抜粋ですが、おすすめの商品を具体的にあげてみたものです。
 金額は、月16万円(年間で約200万円)を投資する場合の例です。

投資信託を使うメリットは、一度申し込めば、毎月自動的に積み立てできるので、続けるのも簡単ということがあります

♦ETF(上場投資信託)を使う場合♦

半分は手堅く運用。それでも年3%を目指す<br />おすすめ投資信託とETFはこれだ!『夫婦で貯める1億円!』より。
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 もう一つはETF(上場投資信託)を使った場合です。
 資産配分の点では先程と同じですが、こちらは投資信託の代わりにETFを買うようにしています。
 上は、ETFを年に1度、まとめて購入する場合の例です。

 それぞれの内容について、ざっと解説します。