2.分散投資する

 たとえば、自分が応援したいと思っている会社があって、投資資金をすべてその会社の株に投資したとします。

その場合、もし、その会社の株が暴落したら、投資資金の大部分を失ってしまうことになります。逆もまたしかりですが、これはハイリスク・ハイリターンな投資です。

 でももし、一社に集中投資せず、何社もの株に分散して投資していたらどうでしょう。
ある会社では大きな損を出したとしても、他の会社の利益で損をカバーしたり、全体としての収支はプラスにできるかもしれません。

 長期的な投資をするのですから、特定銘柄の価格の乱高下は避けて通ることはできません。投資の対象は分散させて、リスクを取り過ぎないようにしましょう。

 4.無理はしない

 当たり前のように聞こえますが、投資がからむとなかなか難しいものです。

 たとえば「この銘柄は今が安値だ!もうこんな買い時は二度とないだろうから、お金をかき集めて買いまくるぞ!!」というように、熱くなっているときは要注意です。
 その際には、「無理はしない」ということを思い出してください。未来のことは誰にも予測できませんので、無理のない範囲での買い増しにとどめておくべきです。

 5.最低限必要な現金は残しておく

 これは4番の続きですが「これはチャンス!」と思ったり、投資自体が楽しくなってくると、もっとたくさん投資をしたいと思うようになります。そのときに、手元のお金を全額、投資にまわすようなことはしないでください。
 私たちのように急にリストラにあってしまったり、病気になってまとまったお金が必要になる場合が出てくるかもしれません。

 最低でも3ヵ月間は生活出来るだけのお金、できれば2年間生活出来るだけのお金はとっておくことが理想です。

 こうしたお金は、すぐに引き出せるように普通預金に入れておきましょう。  
 また、子どもの学費のための貯金など、使い道が決まっているお金については投資に回さず手元においておくようにしましょう。