3.ETF(上場投資信託)
次にETFについてです。ETFは、まるで株のように株式市場に上場している投資信託のことをいいます。
投資信託との違いは、一般的に手数料がETFの方が安いということがあります。一方で、ETFは自動積立ができないので、自分で定期的に買い増さなければいけないということと、海外ETF(海外市場に上場しているETF)を買う場合には為替手数料がかかったり、少額の取引では売買手数料が割高になってしまうということがあります。
そのため、ETFは投資信託よりも手間がかかりますが、年1回、ためたお金で一括購入するという形がおすすめです。
投資を積極的にやってみたい、勉強してみたいという方におすすめです。
夫婦げんかをしないで(?)
投資を長~く続けるための鉄則
投資は長く続けることが大切です。そのために知っておきたい、4つの鉄則があります。
1.夫婦で共通の見解を持つ
目先の株価の変動に惑わされず、コツコツ続けることが大切です。
しかし、ご夫婦で見解の相違があるままで投資を始めると、目先の損に対してけんかになってしまうこともあります。
2人で同じゴールを見据えてから投資をはじめるようにしましょう。
2.できれば2年分の生活費をとっておく
これは先程も言いましたが、全部のお金を投資に回してしまわないことです。長い人生では、急にまとまったお金が必要になることもあります。今回のポートフォリオは換金しやすいものにしてありますが、貯蓄と生活費と、いざというときの備えは分けておくようにしましょう。
3.メンテナンスをする
毎月(毎年)同じ割合でそれぞれの金融商品を購入していても、評価額で見てみるといずれ割合が変わってきます。
それだと知らず知らずのうちに分散投資ではなくなってしまうので、何年かに一度、見直しをして割合を戻すようにしてください。
4.千里の道も一歩から
投資をはじめるのが何歳になっていたとしても、慌てて一気に大きな投資をし過ぎないことです。特に投資はある程度慣れが必要です。最初は少しずつ始めるくらいがちょうどいいでしょう。