タコ壺漁が古くから行われていた日間賀島名物のタコの丸ゆでタコ壺漁が古くから行われていた日間賀島名物のタコの丸ゆで(筆者撮影)

愛知県には日本有数の規模を誇る離島がある。日間賀(ひまか)島、篠島、佐久島だ。JR東海は今月から来年3月末まで、これら3島をめぐるキャンペーンを実施している。3島の魅力はどこにあるのか。フグとタコの島で知られる日間賀島の宿泊プランを体験してみた。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

人口密度日本一の離島
愛知県の日間賀島

 筆者が東海地方に疎いだけなのかもしれないが、話を聞いて驚いた。愛知県には離島があるのだという。もちろん島国日本なのだから島はあってもおかしくはないのだが、それは日本有数の「規模」を誇る離島なのである。

 それが知多半島と渥美半島の先端がちょうど向き合った間に浮かぶ日間賀(ひまか)島、篠島、佐久島だ。日本には6847の離島があり、そのうち有人島は407というが、本土と橋でつながっていない島の中で人口密度が最も高いのが日間賀島、次が篠島だそうだ(佐久島は人口が少ない)。