人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」は2021年に世界で最も訪問者の多いウェブサイトとなり、昨年首位だったアルファベット傘下グーグルを抜いた。インターネットインフラサービス会社クラウドフレアが明らかにした。中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営するティックトックは、秘密のアルゴリズムで人々を呼び込み、利用者が急増した。ダンスのインフルエンサーであるアディソン・レイやチャーリー・ダミリオがティックトックによって広く知られるようになり、テレビ番組やコマーシャル、映画に出演するようになった。ティックトックは今年これまでに、月間ユーザー数が10億人を超えたと明らかにしていた。ただ他のソーシャルメディアと同様、ティックトックには陰の側面もある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の調査で、ティックトックのアルゴリズムは未成年者をセックスや薬物、摂食障害などに関する動画に導く可能性があることが分かっている。