人気シリーズ『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

精神科医が教える「人に好かれる」たった1つの方法イラスト:カツヤマケイコ

「いい顔」をするのをやめればラクになる

きょうのひとことは
「嫌われてもいいじゃない」

誰しも、人に嫌われるよりは好かれたいと思っているのではないでしょうか?

でも、人に好かれたいと思ったら、逆に「嫌われてもいいや」と思うことが大事なんですね。

人に好かれにくい原因の1つが、「八方美人」にあるからです。

誰からも好かれたいというスタンスは、全員にこびる八方美人の印象にもつながりやすく、あまり好ましく思わない人も出てくることでしょう。

そうした人は、一見すると明るくて社交的な印象のある人だったりしますが、自分に自信がなかったりすることもあって、「人に嫌われたくない」とか「みんなに好かれたい」と思うことが、逆に周囲に嫌われる原因となりやすいのです。

自分がいかに好かれるかを考えている時点で、考え方によっては自己中心的でもあります。

だから、いちばん大切なポイントは、「誰かに嫌われても構わない」という覚悟を持ったうえで、誰かを好きになるということ。

そして、その好きな人を応援すると、人に好かれるという好循環も生まれます。

つまり、みんなに好かれたいという気持ちが先立つとうまくいかないということなんです。

仮にAさんとBさんという、対立する2人がいるとします。

Aさんと仲よくすると、Bさんからは快く思われないでしょう。

だからといって、Bさんにも好かれようと、Aさんと一緒にいる姿をBさんに見せないようにしたりしても、そんなことはすぐに見抜かれますから、結局は両者から疎まれてしまいます。

これは単純化した例ではありますが、ともかく自分の気持ちに従って「私はこの人が好きだな」と思ったら、その人と仲よくすればいいんです。

ごちゃごちゃと考えて、派閥みたいなことを気にするなということです。

みんなに好かれたいと思って動いていると、結局はみんなからあんまりよく思われず、心が疲れる割に思ったような成果が得られないでしょう。

自分の気持ちに正直になって、好きな人との関係性を大切にすればいいのです。

結果的に、誰かに反発される可能性もありますが、そうなったらそうなったで受け入れる覚悟を持ちましょう。

きょうのひとことは、
「嫌われてもいいじゃない」
でした。

参考になったかしら?