米国外の大手銀行の間で、暗号資産(仮想通貨)関連サービスへの参入を探る動きがじわり広がってきた。資産規模でスペイン第2位の銀行で、中南米やトルコでも事業を展開するバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は、デジタル口座を通じてビットコインとイーサの保有・売買ができるサービスを顧客に提供している。豪銀大手オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)も類似のサービスの試験運用を開始した。人口8000万人のドイツでは、計5000万人の顧客を抱える貯蓄銀行団体が仮想通貨ウォレットのサービス提供を検討していると明らかにした。同団体が計画を実行に移せば、マネーに関して超保守的で知られる同国で、仮想通貨の普及に向けて大きく前進する可能性を秘める。
ビットコインじわり普及、大手行も触手伸ばす
豪・スペイン銀行大手が初めて仮想通貨関連サービスを開始
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