半径500mぐらいを中心にチラシをまけば、
徒歩で来られるお客様だけを集めることができる

 通常、徒歩圏内は500mぐらいだと言われています。

 ですから、お店から半径500mぐらいを中心にチラシをまけば、徒歩で来られるお客様だけを集めることができるのです。

 さらに効率よくチラシをまきたければ町名などの住所を教えてもらい、地図上にマッピングしていきます。

 すると、半径500m内のどのエリアから多くのお客様が来ているか簡単にわかります。

 多分、その近隣にはライバルになるような良い居酒屋がないでしょうから、その近辺を中心にポスティングすれば、同じように来てくれる人が増えるでしょう。

 他にも本の中では、ある二重サッシの例を紹介させていただきました。この二重サッシは「騒音を防ぐ」という効果があります。

 ですから、線路脇、国道沿い、高速道路沿いの家にポスティングしていけば、騒音に困っている家が多いでしょうから、すぐに問い合わせがいただける可能性があります。

 このように、チラシはピンポイントでの販促を可能にします。ですから商圏が限られている小さな会社やお店には向いているのです。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。