時として、まったく違う方向を示されることもあります。

でも、それはあなたが目的にたどり着くために、ご神仏が障害を回避させてくれているゆえだと思ってください。

少し道が違うように見えたからといって、ご神仏にお願いした目標を決して忘れなければ、必ずや最後には目的にたどり着けるところまで連れていってくださいます。

これを知らないと、最初に方向を変えられた時にヤケを起こしてご神仏をなじったり、生活が投げやりになってしまったりすることがあるかもしれません。そうなってしまうと、せっかくご神仏が教えてくれた道筋なのに、たどれなくなってしまいます。

これには一見、失敗と思えることも含まれます。

ですから、失敗を失敗と考えて落ち込まず、次の段階への架け橋であると信じてください。

【3】すべてに感謝すること
私たちは物事がうまくいかない時などは、怒りっぽくなって、ついつい投げやりになりがちです。愚痴も多くなるでしょう。

しかし、そんな状態はご神仏のメッセージを受け取りにくくしてしまいます。

けれど、ご神仏も何とかメッセージを伝えようと、あえて物をあなたの足もとに落としたり、転ばせたりして、ハッとわれに返る状況を作ってくれることも多いのです。

ハッと気がついた時には、ご神仏に感謝をしてください。

あなたが愚痴を言っている時も、怒っている時も、ご神仏はじっと見ていて、何とか気づいてほしいと手を出されたのですから。

ご神仏のメッセージを受け取るには、感謝の気持ちを忘れないでいることが最も望ましいのです。護り導いてくれているご神仏はもとより、ご先祖や家族、他の人にも素直に「ありがとう」と言える自分でありましょう。

朝起きたら、新しい朝を迎えられたことに感謝しましょう。

夜眠る時は、1日を無事にすごせたことに感謝しましょう。

当たり前なことなど人生にはあり得ません。あまり自覚がないという人が多いかもしれませんが、すべてが護られていて、今、この瞬間を無事に生きていることは、まさに奇跡なのです。

【4】目の前の仕事はキッチリこなすこと
ご神仏のメッセージをただひたすら待ち続けていて、日々の仕事が手につかないというのでは本末転倒です。

自分が生きている今、この時なすべきことは何であれ丁寧にこなしましょう。無理をせずとも可能な範囲でいいですから、何事もしっかりとこなしていくことが大事です。

そういった日々の生活をこなしていく中で、ご神仏のメッセージはやって来ます。

これらのことを心がけていると、ご神仏のメッセージはかなり受け取りやすくなっていき、悩みの解決も自然と早くなっていきます。

しかし、同じ出来事が起きても、起きたタイミングや状況によってその意味が変わってくるということを心に留めておいてください。

たとえば、駅で転んで電車に1本乗り遅れたとします。

メッセージを伝えたくて人間をつまずかせたり転ばせたりするのは、ご神仏がよく使われる手段ですから、やり忘れていることはないか、最近浮き足立ってはいなかったか……まずは立ち止まって考えてみましょう。

時には、そうすることで、あなたを特定の人や出来事に出会わせるパターンもあります。

たとえば、電車に乗り遅れたおかげで旧友にばったり会い、望んでいた仕事を紹介してもらえることになるかもしれません。

あるいは、おかげで嫌な人に出会わずにすむかもしれません。逆に、その人の学びのために、ご神仏が必要と考えて、あえて嫌な人に出会わせるということもあります。

また、事故を回避させるために乗り遅れるように仕向けられた可能性もありますし、ここで一息ついたほうが仕事で成果を出せる、ということかもしれません。

少し考えただけでも、実にさまざまな可能性が挙げられます。

そうやってメッセージを受け取り続けていると、

「悩みを解決するためには、これが足りなかったのか」
「願いを叶えるには、こうすればいいのか」

という気づきがひんぱんに訪れるようになります。