感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

精神科医が教える心が軽くなる人間関係の考え方イラスト:カツヤマケイコ

人間関係で損する人

きょうのひとことは、
「人間関係はあっさりと」

以前は、けっこうつき合いがあったのに、最近はそれほどでもなくなったり、交友はあるけれども、面倒なお願いをされることがあったり。

または、相手の都合のいいときだけ連絡がきたり、年賀状のような定型文のご挨拶くらいしか交わしていないという人間関係がありますよね。

そういう関係性って、ちょっとモヤモヤするところがあります。

とくに大きな問題があったわけではないけれど、長いつき合いなのに、なんとなく縁遠くなっている。

そういう人間関係を整理してしまうことに対しては、抵抗感が生じるものです。

関係性を絶たれたということが相手に伝わると、相手が不愉快に思うんじゃないかとか、余計な争いごとになってしまうんじゃないかと、モヤモヤしがちです。

でも、アテクシの経験からしても、そういう人間関係は断ってしまってかまいません。

もし相手があなたのことを気に入っていて、心のどこかで関係性を育もうと思っていたら、いずれ自然とつながってくるからです。

自然と疎遠になったところで、そのままでいいのです。

人間関係は、所有物との関係性とは違います。

モノはいったん捨ててしまえば、もう二度と手元には戻ってこないので、関係が絶たれてしまいます。

ところが、人間関係は連絡先を知っていれば、いつでも復活できます。

TwitterやFacebookなどのSNS、メールや電話でも、こちらからブロックしたり消去しなければ、連絡手段はいろいろとあるわけです。

だから、わざわざブロックしたり、「もうあなたには連絡しません」なんて宣言したりする必要はありませんから、気が向かなかったら連絡しなくていいです。

また関係性を育みたくなったら連絡できるのですから。

もし相手との関係性にモヤモヤしたりして悩んだら、いったん連絡しないようにすればいいです。

相手のほうから連絡があったら、それはそれで考えればいい。

それくらいに考えておいたほうがいいと思います。

人間関係は、モノとは違って、いつでも復活可能ですから、抵抗感のある相手との関係性を無理にキープする必要はありません。

きょうのひとことは、
「人間関係はあっさりと」
でした。

参考になったかしら?