アップルの紛失防止タグ「AirTag(エアタグ)」は、なくした鍵やバッグを見つけるときに便利だ。その一方で、ストーカー行為や監視活動など、プライバシーや安全上の懸念をもたらすような使い方もありうる。こうした懸念を受け、アップルは先週、個人向けの安全対策をまとめたガイドブックを公表した。他人からの望まない追跡を探知することは可能で、アップル製品を使っていればより簡単にできる。だがアップルは(珍しいことだが)、グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した製品向けにも、同様の探知アプリを作った。2021年4月発売のエアタグは、ブルートゥース(近距離無線通信規格)に対応したボトルキャップサイズの機器で、iPhone(アイフォーン)ユーザーが持ち物をなくしたときに探す手段となる。数年前に発売された紛失物トラッカー「Tile(タイル)」のようなものだ。エアタグを財布や鍵などに取り付けておき、後日、必要に応じてiPhoneのアプリを起動すれば、数秒以内になくした物の正確な位置を教えてくれる。
アップルの「AirTag」 追跡から身を守るには
エアタグは紛失物を見つけるときに便利だが、ストーカー行為など安全上の懸念をもたらすような使い方もありうる
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