カルト的人気を誇るデビッド・フィンチャー監督の映画「ファイト・クラブ」(1999年公開)のエンディングの爆破シーンが、中国で再び視聴できるようになった。同国の動画配信プラットフォームが、映画の末尾に親政府的な説明を不自然に追加したバージョンの公開を止め、告知なしにオリジナルバージョンに戻したからだ。中国インターネットサービス大手テンセントホールディングスの動画配信サービスでは現在、この作品のエンディングで、手をつないだ主人公役のエドワード・ノートンとヘレナ・ボナム・カーターの目の前で、ビルが爆発音を響かせて次々と崩壊していくシーンを見ることができる。「警察は爆破を防ぎ、エドワード・ノートン演じる主人公は精神病院に送られた」という説明は削除されている。
映画「ファイト・クラブ」の検閲場面、中国で復活
動画配信で消されたオリジナルの爆破シーン、予告なしに元に戻る
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