米フィットネス機器大手ペロトン・インタラクティブは、最高経営責任者(CEO)の交代やコスト削減、取締役会の見直しを行う計画を明らかにした。新型コロナウイルスの流行を受けた「巣ごもり需要」が追い風となっていたが、ここにきて成長に陰りが見えている。ペロトンはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、創業以来10年間にわたって同社を率いてきた共同創業者のジョン・フォーリー氏がCEOを退任し、執行役会長に就くと述べた。スポティファイ・テクノロジーと動画配信大手ネットフリックスで最高財務責任者(CFO)を歴任したバリー・マッカーシー氏がCEO兼社長に就任し、取締役会にも加わるという。また、事務部門の全従業員の約20%に相当する2800人を削減し、需要の落ち込みと損失の拡大に対処する。エクササイズのインストラクターや動画配信への影響はないとしている。