米国と日本では、人気の投資信託はこんなに違う
次の二つの図は、米国と日本で純資産残高の多い投信上位10銘柄を示したものです。米国では10本中7本もインデックスファンドが並んでいますが(下図)。
日本では、上位10本すべてアクティブファンドが占めています(下図)。
私は、日本の個人投資家はもっとインデックスファンドに目を向けてもいいのではないかと思っています。
いかがでしょうか?
ここまでお読みになってみて、みなさんは「投資するならインデックスファンドがよさそうだ」と思われたのではないでしょうか?
次回以降では、本連載のテーマであるETFと一般的な投資信託について、その違いと使い分け方のポイントを解説していきたいと思います。
モーニングスター株式会社 代表取締役社長
1966年生まれ。1989年慶應義塾大学文学部卒。銀行、証券会社にて資産運用助言業務に従事した後、95年米国イリノイ大学経営学修士号取得(MBA)。同年、ソフトバンク株式会社財務部にて資金調達・資金運用全般、子会社の設立、および上場準備を担当。98年モーニングスター株式会社設立に参画し、2004年より現職。第三者投信評価機関の代表として、常に中立的・客観的な投資情報の提供を行い、個人投資家の的確な資産形成に努める。
主な著書に、『改訂新版 ETFはこの7本を買いなさい』『全面改訂 投資信託選びでいちばん知りたいこと』『つみたてNISAはこの7本を買いなさい』『一生モノのファイナンス入門』(以上、ダイヤモンド社)、『iDeCoで自分年金をつくる』(祥伝社新書)、『お金の未来年表』(SB新書)などがある。