北京オリンピックのフィギュアスケート男子シングルで、米国のネイサン・チェン選手が金メダルを獲得した。だが、競技会場の外で「くまのプーさん」を抱えて永遠の愛を注ぐ多くのファンを獲得したのは、羽生結弦選手(27)だけだった。2014年と18年の二度にわたって五輪金メダルに輝いた羽生選手は、中国で熱狂的な人気を誇る日本人アスリートという、風変わりな立場で北京五輪に臨んだ。中国にとって長年の戦略的なライバル国である日本の代表であるにもかかわらず、ファンも中国国営メディアも、彼の少年のような美貌と才能、献身的な姿勢を称賛している。羽生選手は今大会、フリー演技の前に行われたショートプログラム(SP)で8位にとどまり、フリーでも完全には挽回できずに4位に終わった。メダルは逃したものの、中国人ファンの熱狂はなお冷めやらない。
中国ファンは羽生に金メダル、4位でも人気絶頂
過去2連覇の羽生選手、北京五輪でメダル逃すもファンの心を魅了
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