仕事や人間関係…しんどいことが多い、という人にぜひ読んでもらいたいのが、「メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術」(わび著)だ。著者のわび氏は元幹部自衛官としてエリート街道をひた走っていたが、上司のパワハラと早朝深夜の激務が重なりメンタルダウン。復職を果たした後、「出世ばかりが人生ではない」「人に認められるためではなく、もっと楽しく生きたい」と思い、転職。現在は外資系企業の社員として活躍している。自衛隊などの社会人経験で身につけた仕事術、メンタルコントロール術についてツイートした内容が人気を集め、Twitterを開始して2年半でフォロワーは12万人を突破、10万超えいいねを連発し、ネットメディアにもたびたび取り上げられている。仕事・人間関係で生き抜く知恵が詰まった本書。今回は、発売を記念して特別に本文より一部抜粋、編集して紹介する。
会話のポイントは3つだけ
話す、聴く。会話のキャッチボールは、簡単そうなのに意外と難しいですよね。
相手の話を聴いている途中でも、気になることがあるとさえぎってしまったり、伝えたいことがありすぎて、つい一方的に話してしまったり……。
会話がうまくかみ合わずに、気まずい雰囲気になってしまった、という経験は誰もが一度はあるのではないでしょうか。
少し自慢になりますが、私は「話し上手」と言われることがあります。
でも、私自身はあまりたくさん話すほうではなく、上手なたとえ話もできません。ただ、会話のキャッチボールはうまいほうなのでは、と思います。
私が気をつけている会話のキャッチボールのポイントは次の3つだけです。
それは、①相手の話をよく聞くこと、②簡単にわかりやすく話すこと、③重要なことのオウム返し、です。
当たり前のことだと思うかもしれません。
でも、これらをしっかりできれば、コミュニケーションで悩む必要はないのではないでしょうか。