中国がロシアのウラジーミル・プーチン大統領をどの程度支援すべきか、そして両国の連携をいかに保つかについて、中国の最高指導部は連日、水面下で議論を重ねている。  ロシアによるウクライナ侵攻の脅威が高まると、中国共産党の中央政治局常務委員会はほとんど公の場から姿を消した。習近平国家主席が率いる同委員会は同国の最高意思決定機関で、7人の委員で構成される。  事情に詳しい複数の関係者によると、水面下で話し合われている議題の一つは、ウクライナ危機にどう対応し、中国の権益を損ねることなくロシアをいかに支援するかだという。