「運がいい」と言えば、10年ほど前にヴィンテージ・ロレックスを手に入れた人はいませんか? もし、あなたのクローゼットにあったなら、うれしいお話があります。
ここ数年のヴィンテージウォッチ市場を見てきたコレクターやコレクター志望の人なら、この話はさほど驚くようなことではないかもしれませんが…。一読しておいて損はないでしょう。
「ロレックス」をはじめとする、高級時計を取り扱う世界最大の中古eコマース小売店、「Bob's Watches」社が最近行った過去の販売データの分析によると、「サブマリーナー」や「デイトナ」は過去10年間でかなりの価値を上げているとのこと。
実際、公表されているレポートによると、2011年から2021年にかけてヴィンテージの「ロレックス」の価値は、金や不動産よりも高くなっています。株式市場も同じような速度で成長していますが、さすがに株は腕につけて時間を確認するようなことはできませんので…。
中古時計の売買に携わる人々にとっては好景気の時代で、例えば「ロレックス」のヴィンテージ・クロノグラフやダイバーズウォッチのように、道具的でスポーツ性の高い時計であれば、なおさら好景気と言えるようです。しかし、どの市場でもそうであるように、さまざまな理由からいつ破綻が生じるかおかしくないのも、事実ではあります…。