――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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低価格をウリにしていないアップルでさえ、細分化された顧客層に対応しなければならない。
8日に行われた同社の新製品発表イベントで、そのことが明白になった。広く予想されていた通り、アップルは「iPhone(アイフォーン)」の低価格モデル「iPhone SE」の第3世代を発表。それと同時に、高性能デスクトップコンピューターの新製品「Mac Studio」を披露した。アップルのMac向けプロセッサー「M1」シリーズの究極モデルとされるチップを搭載し、価格は1599ドル(約18万5000円)から。これにはディスプレーが必要で、アップルが8日紹介した新型ディスプレーは同じく1599ドルからだ。