インフレに強い資産を、
自分の資産の一部に組み入れよう

 インフレとは、モノの値段が上がっていくことです。モノの値段が上昇すれば、相対的にお金の価値は下がります。今まで100円で買えていたモノの値段が200円になったら、1000円札1枚で買えるモノの数は半減します。それだけお金の価値が下がったということになります。

 このリスクを避けるためには、インフレに強い資産を自分の資産の一部に組み入れなければなりません。

 インフレに強い資産というと、株式を筆頭にして、金・不動産なども該当します。急激にインフレが加速する可能性は、今のところそれほど高くはありませんが、世界の趨勢を見れば、やがて日本にも伝播することになる可能性を見ておくべきで、インフレによってお金の価値が目減りするリスクを回避するためにも、資産運用が必要になります(下図)。