北京市出身のソフトウエアプログラマーの王吉賢さんは、ウクライナになお残っている数少ない中国人の一人だ。王さんは国外に脱出せず、南部の都市オデッサから動画を投稿し、二つの前線で戦っていると話す。一つはウクライナに侵攻したロシアに対して、もう一つは本国の同胞らとの戦いだ。ロシアに対しては和平を呼びかけるとともに、ウクライナ人との連帯を示し、ロシア軍による民間人への攻撃を糾弾。今月投稿した動画では「宿題を終わらせていない以外に、近所に住む少女がどんな罪を犯したというのか?」と問いかけている。本国の中国人に対しては、ウクライナ侵攻への支持を声高に批判している。中国では侵攻が始まって以降、ソーシャルメディア(SNS)アプリ「微信(ウィーチャット)」に投稿された王さんの動画にユーザーが殺到している。
ウクライナの中国人男性、露と同胞の攻撃に対抗
王さんはプーチン氏を称賛する中国人に、戦場で言葉を実行に移せばいいと挑む
有料会員限定
あなたにおすすめ