『「育ちがいい人」だけが知っていること』の第2弾、『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』がついに発売! 内容は、第1弾を発売して以来、「じゃあ、こういうときはどうすればいいんですか?」と、多数お問い合わせをいただいた、さらに具体的なシーンでの対応。明確な決まりがないからこそ迷ってしまう日常の正しい所作&ふるまいに加え、気のきいた人なら当然のようにできているけれど、意外と教えてもらえない話し方や気遣いなど。今回は、嫌なことがあったときの対応についてご紹介していきます。
不機嫌さを人に見せてもいい?
大人は不愉快なことがあったときや落ち込んだとき、周囲の人にそれを察知されないよう、表情や態度に出さないもの。
とはいえ、人間ですから常に機嫌よくいられるわけではありません。
周りが不快になる態度はもちろんいただけませんが、どうしても普段通りにふるまえないときは、「ごめんなさい。今日は気になることがあって、あまり話ができないの」「気分がすぐれないのでいつもより静かになるけれど、気になさらないでね」とひと言伝えてみて。
「何かおつらいことがあって、話したくないのね」と、そっとしておいてくれるはずです。
自分の状態をある程度伝えることは、相手の方に、「何か失礼なことをしたかしら?」と気をつかわせずに済み、双方にとって望ましい場合もあります。
『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』では、ほかにも普段の生活の中で「育ち」が出てしまうポイントや、どうふるまうのが正解か? というリアルな例を260個も紹介しています。マナーや決まり、こうした方がいいということを知っていたとしても、それが今の状況、関係性においても同じといえるか? と、自分で考えることが大切です。誰にも指摘されたことがないのに、実は「あの人は、育ちが……」なんて周囲の人から思われているとしたら本当に恥ずかしいですが、ベストなふるまいと、その背景にある考えがわかれば、変えていくことができます。今さら聞けないことばかりですから、参考にしてみてくださいね!